すいか DVD-BOX (4枚組)出演:
バップ
発売日 2003-12-21
???まるで時代をタイムトリップしたかのような賄い付きのレトロな下宿を舞台に、そこに集う多種多様な女性たちによって繰り広げられるあまりにも日常的にして、あまりにも非日常的な人生の悲喜交々を綴った大人のアンサンブル・ドラマ。
???1983年の風俗三昧の冒頭から2003年にドラマは一足飛びするも、漂うノスタルジーは全編を通じて変わることがない。一見、何気ない日常を扱っているようで、実は常に人生の一大事を見つめているところがこのドラマのミソだ。ほのぼのテイストにオブラートして、出るわ出るわの根源的な人生の問いかけ。そしてドラマを見終わった後には、たまらなく人間がいとおしく思えてくる。そろいもそろった異色女優陣の掛け合いは、そのいずれもが見ごたえあり。3億円横領犯としてドラマを通して逃走中の馬場ちゃん(小泉今日子)の境遇が、ドラマに絶妙のアクセントを与えている。(麻生結一)
ほろほろと泣けた 2006-09-22
自分にとって、「泣ける本」や「泣けるドラマ」、「泣ける映画」などなど、「泣ける」ことはとりたてて評価基準うちに入っていないのですが、これほどほろほろと泣けて、はからずしも浄化され、心が軽くなり、あったかくなり、しみじみとした余韻が残ったドラマはなくて、泣くってやっぱり特別なことなのか!?と思ったりしたのでした。あまりに大切なドラマで誰にもすすめる気がせず、視聴率がふるわなかったと知って申し訳なく感じたことを思い出します。でもちゃんと、向田邦子賞という評価を受けてほっとしました。
大事なことを伝えるのに、ほんのりふんわりさりげなく、静かに地味に描くこんなやり方があるんだな・・・・でもテレビドラマでそれをやるのは冒険で、また成功させるのにはかなりの高等技術を要すると思います。役者さん、スタッフのかたがた、そして脚本家の木皿泉さんに脱帽です。小林聡美さんはほんとに上手くて、浅丘ルリ子さんの存在感に改めて驚き、脇を固める他の役者さんたちもすてきでした。小泉今日子さんはOLの制服が似合う。そして、ちょっとはすっぱで逸脱する役をやらせたらこんなに輝く人はいない。まったくぜいたくな作品です。
ちょっと話はそれますが、「野ブタ。をプロデュース」の脚本を木皿泉さんが書くと決まった時点で、あのドラマの成功はもう8割がた約束されたようなもの・・・と期待して見たらあちらもすばらしい出来で大ヒット。多作な作家さんではないようですが、次の作品を待っています。
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