深夜の見舞客―当節怪談事情赤川 次郎
小学館 刊
発売日 2006-04
「怪談」であるからこそ描けること 2006-04-15
副題にもある通り、現代に怪談話を取り入れた表題作を含めた五編の短編集です。
そのそれぞれは、ある面で教訓的であり、人情本的です。しかも、そこには作者特有のブラックなユーモアも含まれています。その主人公は、普通の主婦であったり、OLであったり、やっと出てきたアイドルであったりしますが、そこに共通して流れるのは、正しく生きることであり、反権力的であることです。それを徹底するには、「怪談」と言う形を取らないと絵空事になってしまうと言うことでしょうか。
楽しく、気楽に読める作品群でした。
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