三毛猫ホームズの花嫁人形 |赤川 次郎


三毛猫ホームズの花嫁人形三毛猫ホームズの花嫁人形
赤川 次郎
光文社 刊
発売日 2004-04-14



こうでなくちゃ! 2004-05-09
三毛猫シリーズは、全て読んでいますが、あまりの読みやすさに、「易しくなりすぎた」印象を禁じえない最近の作品もありましたが、今作は『三毛猫ホームズの最後の審判』と共に、赤川さんはこうでなくっちゃ!という実に読み応えのある傑作です!
幸せなはずの花嫁に次々と襲う事件、更に明らかになる花嫁をとりまく悲しい事実…。
いろんな花嫁がいて、晴美さんはほろ苦い過去を思い出したりして…。
でも、この作品が爽やかなのは、女子高生に希望があるからなんです。
赤川さんは、「現実はそうでなくても、登場人物の若者には、きちんとした言葉づかいをさせたい。そうであってほしいと願っているから」というようなコメントをインタビューでおっしゃっていました。
芯の強さが言葉に自然と表れる。だから、赤川さんの小説はせりふが片言でも、あんなにも豊かに人間が表れているのです。
無駄を究極に省いた、いい作品だと思います。


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