濡羽色のマスク赤川 次郎
光文社 刊
発売日 2002-09-10
世相を反映 2006-04-02
今巻は携帯電話の普及、不況、リストラ、時の改革派首相と民間から起用された改革派大臣などといった内容が盛り込まれており、ピンポイントの世相を反映した内容となっている。そして著者独特の過剰にドロドロとしない浮気問題や激務をこなす爽香達が人生訓を伴って描かれる。それらはスリリングな展開に収束してゆく。
表題の濡羽色のマスクとは抽象的だ。濡羽色とはカラスの様な印象の黒い色であり、本書ではあまり良いイメージを想定されていない。本書の内容は充実している。
爽香シリーズの中でもAクラスの出来だ。
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