藤色のカクテルドレス |赤川 次郎


藤色のカクテルドレス
赤川 次郎
光文社 刊
発売日 1999-09



犯人と被害者が結婚 2006-03-28
今巻は非常に綿密に練られた構築がなされており、あまり緻密な心理描写が行われていないにもかかわらず、登場人物の心理状態がピリピリと伝わってくる。展開もスリリングで、著者の本領発揮というところだ。殺人を伴う事件の犯人と被害者の一人が結婚し、夫・畠中徹は自分が犯人である事を隠している。一方爽香は色々な困難に直面するが、相手の心情を敏感に察知して、機転と抑制のきいた行動をとる。もう、かつての様な無茶な事はしない。



10年間も事実を隠して犯人と被害者が結婚生活を続けられるものだろうか?

普通なら良心の呵責にさいなまれ続ける事になると思うが、10年目にして事件が急展開し、事実が明白になる。その時の夫婦の演じた行動は?



表題の藤色のカクテルドレスは、爽香と明男の輝かしい未来を予感させる内容となっている。


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